皆さん、こんにちは。安保克彦です。
さて、私が就寝前に思い描き願うこと・・・、それは明日のおおよその流れをシュミレーションしながら、すべての利用者様が満面の笑みで来所され、満足しきった表情で帰宅されることです。
そのために「明日来られる○○さんをどう楽しませようか」、「あっと驚くサプライズを用意しよう」、「よし、この歌でわんわん泣かせてやろう!」、などと常々面白おかしい演出プランが頭の中を駆け巡っております。また、「そうだ、この家事は○○さんに手伝ってもらおうか」、「花々の世話を○○さんにお願いしよう」と出来る限りの役割分担(生活リハビリ)をお願いするとともに、心に傷を抱えた方には「こう寄り添っていこう」、「少しずつ自信をつけさせよう」など長いスパンの中で明日一日で出来ることを考えております。そしていつの間にか zzz…
葉生(ハーヴ)武蔵関 はいわゆる立派な外観を持つ施設ではありません。高いマシンもありません。大きな車もありません。民家を少し改装しましたが、木造ですので夏冬はエアコン・フル稼働です。
でも・・・、中へ一歩足を踏み入れると、不思議と心地よい空気が流れております。窓際のソファーには暖かい日差しが届き、庭の池にはゆうゆうと金魚が泳いでいます。小さいながらもちょっとしたサロンとでもいいましょうか。座席の配置にもこだわりがあり、いわゆる会議型のようスタイルは取っておりません。まるでカフェのようです。
葉生(ハーヴ)武蔵関 が誇れるもの・・・、『人間力』でしょうか。アルバイトも含めた全スタッフが常に利用者様の方を向いております。利用者様目線なのです。おもてなしの精神はもとより、利用者様が心から喜びを得て充実した時間を過ごせるかを日々考えております。まさに『人は宝』ですね。
『心に傷を負った高齢者』がどれほど多いことか・・・。心のケアを必要としているにもかかわらず、高齢者施設全般としてはなかなかそこまで足を踏み入れる時間もないのが現実ではないでしょうか。
その点、私たちは利用者様一人一人に向き合い、心に寄り添ってまいります。出来ることは限られますが、元氣のパワー、安心の気、何よりも笑いの力(効用)はすごいものがありますからね。短期記憶障害を持つ認知症の方でも笑っている瞬間は高揚感に満ち満ちていますしね。利用者様のためなら労苦を厭わないのが葉生(ハーヴ)のスタッフです。
ところで、語弊があるかもしれませんが(あえて言いますね/違うという施設の方はごめんなさい)・・・、巷で漏れ聞くデイサービスのイメージというと、いわゆる「時間のお預かり」「おもり」「お年寄りが仕方なく通っている」「テレビをつけっぱなし」「ほぼ終日放置している」「レクリエーションがつまらない」etc… あまり良い声が聞こえてきません。
デイサービス 葉生(ハーヴ)武蔵関は、
これからのデイサービスは、人生の円熟期を迎えたシニアの方の生きる活力であるべきである、と。
時間をつぶすのではなく、如何に有意義な時間を作るか、時間を楽しむか。そして、早く帰りたいではなく、もっと居たい、明日も来たい、と思われるような施設であり続けたい、と考えております。
レクリエーションについて最も重視するのは、テーマ、内容より、会話、言葉のキャッチボールです。
その中でも、音楽、うたは言葉に表せないほどの大きなパワーを持ち、高齢者の琴線に触れ、感動を生みます。まさに生きる希望につながっている方も多く、時には認知症の症状の進行さえも遅らせているのではないか、というような事例を多々見るにつれ、この最高のアイテムを大きく活かしながら『感動に至る介護』を作り上げてまいりたいと思っております。
最後に、葉生(ハーヴ)武蔵関 の名前は、副社長の西たかねが付けました。
葉が生まれ続けるように、この施設が 希望が生まれる場所であり続けたい、という願いをこめて。